三角地を有効に活用したい!不整形地の特徴や活用方法について、沖縄読谷村の不動産会社が解説
2024/06/25
三角地を所有していたり、相続によって三角の土地を引き継いだ場合、どう活用するか悩みます。
三角地は活用が難しいため需要が低く、なかなか売れないことも多いからです。
この記事では、三角地の有効な活用方法について解説します。
三角地のメリット、デメリットについても参考にしてください。
土地代が安い
立地や土地の広さが同じくらいであっても、三角地は土地の価格が安くなるケースが多いでしょう。
建物を建てるのに十分な広さの土地でなければ、土地活用が難しく購入を控える方が多いからです。
一方で、購入者にとっては安い土地を購入し、建物にお金をかけられるというメリットがあります。
税金が安い
三角地は、土地にかかる税金が安くなるというメリットもあります。
土地を評価する際に、三角地は「不整形地補正率」によって補正して評価され、整形地より最大40%低い評価となるからです。
土地の評価が低いことにより、固定資産税や都市計画税、相続税が安くなり、ランニングコストが安くなります。
個性的なデザインになる
土地の形を活かすことができれば、三角地には他とは違う個性的なデザインの建物を建てることが可能です。
三角の鋭角部分を中庭や坪庭にしたり、駐車場や駐輪場にする方法もあります。
使い勝手などには十分な配慮が必要ですが、三角をうまく活かした住まいやおしゃれなカフェを建てた例もあります。
売却が難しい
住み心地の良い間取りの家やアパートなどを建てるのが難しく、活用しにくいと判断されると三角地は売却が進みません。
また、風水を気にする方にとっては、不整形地の中でも三角地は「大凶相」とされ、購入を控える方もいます。
さらに、土地の評価が低い不整形地に建つ建物の場合、資産価値が低く、中古での売却も難しくなります。
建築の制限がある
三角地であっても広い土地であれば、四角い建物を容易に建てられますが、狭小地では建築の制限もあるため注意が必要です。
建物を建てる際には、周囲の日当たりや災害時の緊急車両の通行のために次のような建築条件があります。
・建ぺい率:敷地面積に対して建てられる建物の面積を定めるもの
・容積率:敷地面積に建てられる建物の延べ床面積を定めるもの
・接道義務:建物の敷地が4m以上の道路に2ⅿ以上の間口が接するという決まり
狭い三角地に建物を建てる際にも、国や地域によって定められた建築条件を満たす必要があり、建てられる建物が限られます。
デッドスペースが生まれる
三角の土地は四角い建物を建てられたとしても、使いにくいデッドスペースが生まれるでしょう。
三角のとがった場所は、人が生活する場所には適さず、自転車置き場や物置を設置したり、花壇にするなどの工夫が必要です。
①賃貸・テナント経営
三角地であっても駅や学校の近く、公共施設や商業施設の集まる場所などは、賃貸経営やテナント経営を十分検討できます。
立地の良い場所であれば、住宅を賃貸に出したり、テナントに貸し出すことで収益を上げることが可能です。
②トランクルーム
近年、テレワークやオンライン学習が急速に普及しました。
その影響で、コンテナを収納スペースとして貸し出すトランクルームの需要が上がっています。
季節ものなど時期によっては必要ないものを預け、居住環境を整えるために利用する方が増えているからです。
トランクルームを経営するには、整地費用やコンテナ本体費用、コンテナ設置費用などが必要ですが、三角地に賃貸物件を建てるよりも費用を抑えられます。
運用には、土地を貸し出す方法や、トランクルームをリースバックで借り上げてもらう方法、トランクルーム経営を業務委託する方法などがあります。
③駐車場・駐輪場
平らな土地であれば、三角地をコインパーキングや月極め駐車場にする方法も検討してください。
初期費用が少なく、災害のリスクも少ないというメリットがあります。
他の方法で三角地を運用したい場合でも、上物がないため比較的簡単に移行できます。
ただし、駐車場や駐輪場は賃貸経営よりも収益性が低く、立地とも合わせて綿密な事業計画が必要です。
また、建物のある賃貸経営などとは違い、減税の対象とはならず固定資産税などの負担が大きい点には注意してください。
④自動販売機
狭い三角地であっても、自動販売機を設置して利益を得ることも可能です。
大きな利益は望めませんが、人が利用しやすい周辺環境であれば管理の手間も少なく収益を得られます。
自販機の運用方法には、次のようなものがあります。
・フルオペレーションタイプ:事業者に販売手数料を払って業務委託する。
・セミオペレーションタイプ:個人で業務管理し運用する。
自動販売機のフルオペレーションタイプは、初期費用も少なく、手軽にはじめられる運用方法です。
⑤貸農園
家庭用の農作物を作るレンタル農園や、小さく分けられた区画の土地を分け合うシェア農園として、畑の土地を貸し出す方法もあります。
貸農園は手ぶらで気軽に野菜を作れる、無農薬野菜を育てられるなどの理由から人気があります。
水道設備などの整備が必要ですが、土地の広さに関係なく三角地を有効に利用できる方法です。
不動産会社に相談する
三角地を売却したい、賃貸に出したいなどの希望がある場合には、不動産仲介業者に相談するのも良い方法です。
賃貸や売買には、需要や相場に応じた価格設定や広告が重要だからです。
また、実績豊富な不動産会社と相談すれば売却のタイミングについても、納得できる時期を探せます。
さらに、隣地を購入して三角地を整形地にして土地を運用することもでき、狭い三角地であっても、不動産会社から有益な情報を得られるでしょう。
施工会社を選ぶ
賃貸住宅など上物を建てる場合には、三角地の土地の建築実績がある施工会社を選びましょう。
狭小地の三角地では、さまざまな建築条件から建物の大きさや高さに制限があります。
そのため、トイレ、キッチン、洗面などの水回りの配置などにも配慮した間取りの工夫が必要となります。
快適に住みやすい建物を建てるには、実績のある施工会社に依頼することをおすすめします。
まとめ
今回のコラムでは、三角の土地をどう活用したら良いかについて解説しました。
三角地は、その形状により有効活用が難しい土地です。
また風水や家相の考えから購入を見送る方もいて、売れない土地となることもあります。
経験豊富な不動産会社や施工会社と協力して、良い活用方法を見つけてください。
ライフルルでは、沖縄読谷村の地域に密着した不動産会社として、豊富な地域情報、物件情報をご提供しています。
豊富な経験をもとに親身なサポートで、多くのお客様と信頼関係を築いてきました。
不動産の経営をお考えでしたら、ぜひ一度お気軽に当社にご相談ください。