一戸建ての賃貸は借り手がつかない?デメリットや賃貸経営のポイントを、沖縄読谷村の不動産会社が解説
2024/06/18
賃貸の一戸建ての暮らしは、気軽に戸建ての暮らしができ人気があります。
一方、戸建ての賃貸はめんどくさいとデメリットを多く感じて敬遠されると、オーナーとして空室に悩まされるでしょう。
この記事では、賃貸戸建ての経営を安定させるポイントを解説します。
賃貸戸建てのメリット、デメリットについても参考にしてください。
ご近所付き合いが大変
一戸建ての住宅街は、マンション暮らしよりご近所との付き合いが多く、デメリットととらえる方もいます。
賃貸の戸建てに住む場合には、強制ではないものの町内会への入会について考えなければなりません。
引っ越しの際にはご近所への挨拶も欠かせず、ゴミ出しの時間が決まっている点にもデメリットを感じる場合もあるでしょう。
また、家の前の道路で遊ぶ子どものトラブル、家の前に停められた車の路上駐車のトラブルもあります。
さらに、ご近所の方が自宅の庭でBBQをすると、ニオイや煙に悩まされるケースもあります。
家の自己管理が必要
戸建ての賃貸では、敷地内の庭木や雑草の手入れなど、家を自己管理しなければなりません。
庭があれば、マンションよりも虫なども多いため、落ち葉や死骸のお掃除が必要です。
また、犬のフンが家の前に落ちていても、管理人が清掃してくれることはなく、自分で取りのぞかなければなりません。
自分の部屋だけを掃除すれば良いマンションと比べて、戸建ての自己管理にデメリットを感じる方もいるでしょう。
良い物件が見つかりにくい
賃貸戸建ては、良い物件が見つかりにくい点もデメリットと言えます。
駅近くの徒歩圏内の物件が少なく、マイカーの所有が条件となるケースが多いでしょう。
また、築浅や状態の良い賃貸戸建ての物件が少ないこともデメリットに挙げられます。
古い戸建て物件は、断熱性や気密性が低く、冬は寒く夏は暑いと感じるかもしれません。
マンションと比べ、エアコン効率が悪いため、電気代やガス代など光熱費が高い点にも注意が必要です。
防犯性が低い
賃貸の戸建ては、マンションに比べて防犯性が低いというデメリットもあります。
戸建て住宅は、家に侵入しやすく、空き巣などの犯罪に狙われやすいと言われます。
駐車場に長期間にわたって車がないと、家にいないとすぐ判断できるため、注意しなければなりません。
在宅時に空き巣に侵入されるケースもあり、戸建て住宅では自身での防犯対策が必要となります。
費用が安い
賃貸の戸建ては、分譲住宅と違い、高額な初期費用がかかりません。
住み始めてからも固定資産税、都市計画税、不動産取得税など持ち家にかかる費用を支払う必要もないのです。
また、賃貸マンションのように毎月の管理費や駐車場代も必要なく、手軽に広い戸建て住宅の生活ができるというメリットがあります。
生活音を気にしなくてよい
戸建て住宅なら周囲にあまり気を使わず、のびのびと暮らせることが大きな魅力です。
小さい子供の泣き声や騒ぐ声は、ご近所に迷惑をかけていないかと気になります。
また、仕事から遅い時間に帰宅しても水の音などを気にせず、入浴できます。
賃貸戸建てなら、家族の生活音をあまり気にせず生活できるのがメリットです。
グレードの高い家に住める
賃貸用に作られた戸建てに比べて、高いグレードの賃貸戸建て住宅に住める場合もあります。
将来的に一戸建てを建てることを検討されている方なら、住宅設備が充実した家の住み心地を確認したい方もいるでしょう。
また、庭付きの家であれば、家庭菜園を楽しむこともできます。
駐車場を別の場所に借りる必要もなく、質の良い戸建て住宅で快適な暮らしができます。
ポイント1:管理体制をしっかりつくる
入居者は通勤環境や子どもの教育環境などメリットを多く感じて賃貸戸建てを選ぶケースが多く、入居期間は長めです。
そのため、入居者の住まいへの満足感を高めることで、賃貸経営が安定します。
賃貸マンションであれば、エアコンが壊れた、建具が破損したなど住まいの修理や建具の交換が必要な場合は、すぐ管理者に連絡して対応してもらえます。
一方、賃貸戸建ての経営が初めてで、修繕の対応が遅い場合、入居者は不満がたまりデメリットと感じることもあるでしょう。
賃貸物件では、入居者が我慢できない不満があると感じれば、気軽に引っ越しでき、物件が空室になるかもしれません。
何か不具合の連絡が入った場合には、すぐに対応できる管理体制を整えておくことが必要です。
また、修繕の費用負担についても入居時に十分に確認をしておきましょう。
ポイント2:契約期間を長めに設定する
入居者が賃貸戸建ての住まいを選ぶ際には、契約期間についても重視しています。
普通借家契約であれば、特別な理由がなければ何度も更新を続けられますが、定期借家契約では基本的に契約更新ができません。
住める期間が定められた定期借家契約は、家主側は入居者の出ていくタイミングを見極められますが、入居者にとっては期間が短くデメリットを感じるケースもあるのです。
転勤や子どもの学校関係で戸建ての家を賃貸に出す場合、契約期間はある程度の予測ができるでしょう。
一定期間、定期借家契約で貸し出したい場合でも期間を長めに設定すると借り手がつきやすくなります。
ポイント3:信頼できる管理会社を見つける
戸建て賃貸の経営を成功させるためには、信頼できる管理会社も強い味方となります。
賃貸経営では、何かトラブルがあった際にすぐ対応してくれる管理会社があれば、入居者の満足度が上がるからです。
また、賃貸戸建ては、自分の資産とはならないものの、気軽に引っ越しできる、固定資産税などの支払いがない、修繕費用が家主負担になるなど多くのメリットがあります。
そのような理由から、生涯持ち家を持たず、賃貸に住み続ける方も多くいます。
管理会社と信頼関係を築き、滞納リスクが低く、長期にわたって物件に住んでくれる人を見つけることが賃貸経営を成功させるポイントとなるでしょう。
まとめ
今回のコラムでは、戸建ての賃貸経営を安定させるポイントをご紹介しました。
賃貸経営では、長く住み続けてくれる良い入居者を見つけることが重要です。
賃貸戸建て住宅には、住環境や費用面での多くのメリットがあり、良い物件を探している方もたくさんいます。
一方で、ご近所づきあい、家の管理、防犯性などのデメリットもあり、入居者がより魅力を感じる物件にすることが大切です。
管理体制を整えるためにも、信頼できる管理会社を見つけて賃貸経営を成功させてください。
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