確定測量費用を把握して安心計画!各工程のコスト詳細と相場の見方を解説します
2024/05/22
土地を相続または購入した非専門家の土地所有者が直面する課題の一つが、境界確定測量の費用に関する不透明さです。
この記事では、境界確定測量の費用要因と相場を解説し、予算計画と手続きの進め方についてご紹介します。
新たな土地所有者として知っておくべき情報を、わかりやすく説明いたします。
□確定測量費用の相場を理解する!民民と官民の立会いの違い
境界確定測量は、土地の正確な境界を定める上で非常に重要な手続きであり、土地所有者にとっては避けて通れないプロセスです。
この測量を行う際には、立会いの形態によってその費用が大きく変動します。
境界を確定することで、土地の使用権や所有権に関する紛争を未然に防ぐことが可能となり、安心して土地を利用するための基盤を築けます。
*民民立会いと官民立会いとの違い
1:民民立会い
「民民立会い」では、隣接する土地所有者が共に民間人であるため、役所の介入が不要であり、手続きは比較的簡単で迅速に進めることが可能です。
ここでの境界確定作業は、互いの同意のもとスムーズに進行し、相場としては約30万円から50万円の範囲で費用が発生します。
ただし、隣地との関係や合意形成のスピードによっては、これより低コストで済むケースもあります。
2:官民立会い
一方で、「官民立会い」のケースでは、役所の介入が必要となり、そのプロセスがより複雑であるため、多くの書類の準備や幾度にもわたる調整が必要です。
このため、費用も高くなりがちで、通常は約60万円から80万円の間で費用が発生することが多いです。
役所が関与することで手間や時間がかかる分、精度の高い測量結果が得られることが期待されますが、その分費用も増加します。
これらの違いを把握し、自分の土地の状況に最適な測量方法を選ぶことが、コストを抑えつつ効率的に境界確定を行うためには不可欠です。
□境界確定測量の流れと具体的費用内訳
境界確定測量を行う際には、複数の工程が必要とされ、それぞれに費用が発生します。
*境界確定測量の主な工程と費用
1:事前調査(資料調査・現地調査)
この段階で約6万円から12万円の費用がかかります。
土地の資料を集め、現地の状況を確認することで、測量の計画を立てます。
2:現況測量
実際に土地の測量を行い、必要なデータを収集します。
この工程で約7万円から15万円の費用がかかります。
3:境界立会い、境界標設置
土地所有者や関係者が参加する境界立会いを行い、境界標を設置します。
この部分で境界点確認に1点あたり3万円前後、境界杭設置にも同様に1点あたり3万円前後の費用が必要です。
□まとめ
土地の境界確定測量は、土地所有者にとって重要な手続きです。
費用の相場と工程を事前に理解しておくことで、予算計画を適切に立て、スムーズに手続きを進めることが可能です。
今回の解説が、土地を新たに所有した方々の参考になれば幸いです。
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